ちょっとバカだと思われているくらいが生きやすい。

こんにちは。

 

Dream Artの似顔絵師の佐伯祐一です。

 

 

誰でも人にちょっとでも良く見られたいものですよね。

 

でも、それがストレスの原因ではないでしょうか?

 

 

 

私は、今の仕事を始めるまでは広告業界でサラリーマンをしていました。

 

出版社で営業を約4年、IT業界で営業兼コンサルタントを約4年。

 

どちらもかなりノルマも厳しく、今で言うブラックな働き方をしていましたが、特に1社目はすごかったです。

 

契約をとれない日は、会社に帰れません。

 

帰社してもすぐ営業に出されるのです。

 

もちろん、タイムカードも押していないので、家にも帰れません。

 

何日も会社に帰れず、そのまま消えてしまった社員もいました。

 

 

 

そんな会社で私は4年勤め、それなりの成果を上げていたため、大阪支社の営業責任者となりました。

 

当時、27,8だった私は、その若さでそれなりの役職についたため、自分を大きく見せる必要がありました。

※今思えば、本当に必要があったがどうかは定かではありませんが…

 

そのため、感情をできる限り抑え、見栄もはり、知ったかもしました。

※もちろん、知ったかをしたからには、すぐに後で調べていましたが

 

私はストレスを感じる方ではないと思っていたのですが、この会社にいる間、2度、胃潰瘍を経験しました。

 

それでも、プライドをもって仕事をしているつもりでしたし、同年代の人たちより仕事ができる気でもいました。

 

営業職が向いている!とも思いました。

 

でも、そもそも自分に嘘をついている時点で、向いているわけないのです。

 

更には、本来、絵を描くことを仕事にするために、営業のノウハウを学ぶという目的も忘れかけていました。

 

 

 

こんなことに気付けたのも、なんとか人生の軌道修正をして、今の仕事をはじめたおかげです。

 

そんなプライドの塊のような感じで仕事をしていた私も、今では「世間知らずの絵描きさん」と思われることが多いです。

 

最初はそれを腐食しようとしていましたが、今ではそう思ってもらえることに甘えています。

 

だって、そう思われているけど、意外に常識的だったり、ビジネスの知識があったりすると、グンと評価が上がるんですから。

 

得ですよね。

 

この仕事をしている特権です。笑

 

 

何が言いたいのかというと、人間、実際よりちょっとバカだと思われている方が、自分も楽だし得します。

 

今後、関わらない人にバカだと思われたままでも、何も損しませんし、関わっていく人には評価が上がる一方ですし。

 

 

学生のころテスト前に、同じことをあなたもしていませんでしたか?笑