こんにちは。
Dream Artの似顔絵師の、佐伯祐一です。
どんなことにも正解なんてありません。
哲学、宗教、法律さえも、万物に共通する正解ではありません。
なぜなら、全部人間がつくりだしたものだからです。
極論、人を殺すことさえも、生物として言うなら、悪とは言いきれませんよね。
現に、人間は哺乳類を食することもできるし、人間が人としてのルールをつくるまでは、弱肉強食が正しかったのですから。
では、人間はなぜここまで繁栄したのか?
正解を決めたからです。
その正解が、法律であり、道徳です。
話しが大きく始まりすぎましたが、個人にしても同じことではないでしょうか?
人としての「正解」は、先人たちが決めてくれましたが、個人が幸せに生きるための「正解」は、自分で作るしかないのです。
「正解」さえ決めてしまえば、そこに向かっていくだけです。
個人が幸せになるための方法は、この「正解を作る能力」と「正解を解読する能力」です。
たぶん、人生の「正解を解読する能力」は、勉強をたくさんしてきて、いい大学に行った人のほうが優れているでしょう。
だから、この教育方針も非常に重要です。
しかし、「正解を作る能力」は、大多数が向かう人生を歩んできた人よりも、違う道を選んだ人のほうが優れています。
「ゆとり教育」で目指したのは、この「正解を作る能力」を育てることだったんだと思います。
でも、自身が幸せになるためには、どちらかだけが優れていてもダメなんです。
「正解を解読する能力」が欠けていると思っている人は、10代のころにサボったツケがまわってきているので、努力するしかありません。
でも、そうでなければ、正解を作ってみてください。
これは、「人生の目標」ではなく「人生の正解」です。
どちらかというと、「自分の法律」と言い変えたほうがわかりやすいかもしれません。
達成するもではなく、自分が幸せになるために、守るものです。
正解がわかっているのに、不正解に向かっていく人はいませんからね。