こんにちは。
Dream Artの似顔絵師の佐伯祐一です。
「画材」と言っても本当にいろいろありますよね。
水彩絵の具、アクリル絵の具、油絵具、水墨、パステル、色鉛筆、ペンなどなど。
さらにそれぞれに、種類があります。
水彩絵の具なら、透明水彩、不透明水彩、パステルや色鉛筆も、画材屋さんに行ってみると、「これ本当に色鉛筆?」みたいなものもたくさんあります。
そうなってくると、自分に合った画材を選ぶのは、至難の業ですよね。
私自身、この仕事は始める前はもちろん、はじめてからも色々な画材を試しました。
今や使っていない画材も、たくさんあります。
そうやって、色々な画材を使ってみて気づいたこと。
結局、画材を変えて絵がうまくなることはありません。
画材によって、下手くそな絵がそれなりに見えることがあったりはしますが、それも「それなりに見える」だけです。
大まかな種類選びは、絵の好みなどもあるので、重要な選択であることは間違えありませんが、あくまでそれは絵の好みという目線です。
「上手くみえる」とか「上達がはやい」とか、そんなことは全く関係ありません。
極論、100円ショップの絵の具や、色鉛筆でも、素晴らしい作品は描けるのです。
そして、その画材を扱えるようになったら、細かな描きやすさや、粗の無さなどのポイントを考慮して、良い画材を選べばいいんです。
だから、絵の基本はデッサンと言われているのかもしれませんね。
1本50円の鉛筆でも、練習すれば写真のような絵が描けるようになるのですから。